1970年代 PA90 系 いすゞ 117 クーペ カタログ ハンドメイド PA90E PA95S G161W 篠山紀信 COUPE 1600 1600EC 1800 GEORGETTO GIUGIARO

70年代初頭にディーラー店頭で頒布されていた、PA90系 ハンドメイド117クーペの本カタログです。※読みシワやめくりシワ皆無の素晴らしいコンディション。私見ではありますが、近年、ネットオークションに出品されたこのカタログの中では、最高の物と自負致します。 244×298mm、24ページ、昭和46（1971）年5月発行。 1971年11月に、廉価版の『1800N』がラインナップに追加される前までの内容のカタログ。 ずいぶん過去の車歴で、ワタシは、『量産・丸目・1800XC(SUツインキャブ・４Ｆ)』と『量産・角目・2000XE（スターシリーズ・5Ｆ）』に乗っていました（いずれも車）。しかし、いつの時代になっても、やはり『ハンドメイド117』は自分の中では、憧れの存在でしたね～。 ところで、今回このカタログを改めてジックリ見て、初めて気づきましたが、表紙を開いて３ページ目の下部に 『designed by Giorgetto Giugiaro and Isuzu Styling Division』 と謳っているではありませんか！！ジュジャーロがギア時代にいすゞに提案したプロポーザルと実際の生産モデルは、特にディティールに於いて、かなり違った印象がありますが、改めて、日本側のいすゞのスタイリング・チームが量産化に向けた作業の中で “いい仕事をした” んだな～と、このクレジットを見て感じ入りました！ また、最近、三菱車のカタログ出品に際して調べ物をしていて、このハンドメイド117のカタログ写真を撮った篠山紀信は、同じころ前後して、1970年に登場したトヨタのセリカ（ダルマ）や、三菱のミニカ‘70ＧＳＳのポスター写真も撮っていたことを知り、自動車メーカー各社は、こぞって当代一の人気クリエイターを起用して自社のクルマをアピールしていたんだなあと、その時代の“熱気”を懐かしんだものです…。 約50年ほど前のカタログや資料ですが、入手後はダンボール内で外気を遮断した状態で、ほぼ半世紀の時間を経た状態。読みシワ、めくりシワ皆無の、最高のコンディションと自負致します。 昨年、山口県の実家を取り壊しましたが、建物取り壊しの前に、私の部屋のクローゼット内にてカタログを保管していたダンボールを引き上げてきて、今あらためて、一つ一つ吟味、確認の楽しい作業をしております。 これらはすべて、1969年後半から1973年はじめまで、高校や大学の受験勉強に明け暮れていた頃、勉強の合間の息抜きで、自転車に乗り、詰襟の学生服でディーラー巡りをして、全てディーラー店頭でもらいコレクションしてきたカタログです。 私の地元は、山口県の片田舎の工業都市で、当時は、今のように近隣に同一販売チャネルが立地しているような環境は皆無。したがって、同じカタログを複数入手するには、同じ店舗への訪問回数を重ねることしかなく、結構大変ではありました。 そんな私も、“終活”の時期を迎え、カタログを手放す心境になって参りました。 薄口のカタログは、ディーラー担当者が手渡してくれる際の若干のシワなどが着く場合もありますが、基本、今でも全てもらった際の“新品状態”に近い、素晴らしく良いコンディションのものと自負致します。 発送は、折れ、濡れ防止のパッキングを施し、少し大きめのサイズの為、「宅急便60サイズ」を使って発送致します。 しかし何分にも、少し古い時代の、紙の印刷物ですので、その点ご理解の上、NC,NRにて宜しくお願い致します。